
パンクファッションに欠かせないガーゼシャツ(モスリンシャツ)!
Share
TRIPP NYCのガーゼシャツ
TRIPP NYC(トリップニューヨークシティ)のデザイナー・ダーン グッドマン(Daang Goodman)は、1980年代のニューヨークのアンダーグラウンド・カルチャーに深く影響を受けたデザイナーで、パンクやゴスのサブカルチャーに根ざしたファッションを追求。
当時の空気感そのままのコレクションを展開しています。
中でも、パンクファッションの代名詞的存在ともいえる、拘束服のようなガーゼシャツは、
★とーっても長い袖に金属の留め具
★ベルクロオープンショルダー
★二重のドロップヘム
というオリジナルスタイルを再現したマニアは必ず手に入れたいアイテム。
ホワイトとブラックがあります。
未完成を纏う-ガーゼシャツ(モスリン/ムスリントップ)
「Gauze Shirt」。
薄くて、脆くて、破れやすい。
いわゆる「ちゃんとした服」とは対極にある。
Seditionariesの遺伝子
1977年、キングスロード430番地。
SEXの次にMcLarenとWestwoodが開いたSeditionariesの店には、
破れたシャツ、鎖、ボンデージパンツ、そしてGauze Shirtが吊られていた。
そこに並ぶ服は商品というより挑発の道具だった。
当時のキッズたちはお金がないから、シャツを破り、パッチを縫い、
文字を刷り、針金で止め「自分の服」を作った。
誰も「正しく着る」ことなんて考えてなかった。
どう着崩すか、どう自分の怒りや違和感を服に込めるか。
それがすべてだった。
DIY
もしガーゼシャツを買ったらぜひDIYにもチャレンジしてみて!
-
破く
-
漂白する
-
パッチを縫う
-
安っぽい安全ピンでとめる
-
マジックで「NO FUTURE」や「There is no authority but yourself」と書く
服は既製品じゃなく、自分の声になる。
それこそが80年代のAnarcho Punk精神かもしれませんね。
当時のオリジナルSeditionariesは超高額になっているけど、「どんなブランドが正解」じゃない。
むしろ、ブランド名が消えてしまうくらいに自分でいじるのが正解かも。
美しく着る必要なんてない。
破けたらそのままでいい。むしろそこに自分の時間が刻まれる。
「誰のために着るのか?」
自分のため。
誰かに媚びる服じゃない。
そんなメッセージ性を感じるシャツだからこそ、魅了されてしまうのかもしれませんね。